桜は、志麻、美樹とともに公平が運び込まれた病院へ駆けつけた。待合室では、節子らが手術が終わるのを待っていた。
自宅へ戻った桜は、手つかずのまま残されたピザを持って凛太郎の部屋を訪ねる。ところが凛太郎は、一緒に食べようという桜の誘いを断り、ドアを閉めてしまう。
同じ頃、大神家では広斗、千代子、瑠璃が重苦しい雰囲気のなか、隆志の帰宅を待っていた。やがて帰ってきた隆志は、広斗がいるのを見ると表情を一変、家から出ていけと命じる。
桜が自宅でひとりピザを食べていると、広斗がやってきた。いつもと様子が違う広斗はいきなりに桜にキスをした。桜は戸惑うが、広斗はキスを止めようとせず、そのまま桜を抱きかかえベッドへ連れていく。その真剣な表情に、桜は広斗を受け入れる覚悟を決め…。
別の日の夜、凛太郎が帰宅するとマンションの入口に千代子が立っていた。仕方なく千代子を部屋に招いた凛太郎がキッチンにいると、千代子は下着姿になっていた。慌てた凛太郎に背中の大きなやけど痕を見せた千代子は、自分を抱いてくれ、と凛太郎に懇願する。
後日、桜は広斗のBMXの練習を見守っていた。やがて休憩時間になり、桜のところへ来た広斗は全国大会で優勝した自分と結婚してほしい、とプロポーズした。指輪まで差し出された桜は…。
てつかず【手付かず】 まだ手をつけていないで、そのまま残っていること。
「―の料理」「宿題が―な(の)ままだ」
かけつける【駆(け)付ける/駈け着ける】走って、または大急ぎで目的地に到着する。
「車で―ける」「現場に―ける」
きょひ【拒否】要求や提案を聞き入れないで断ること。拒絶。「立ち退き要求を―する」
きんきん
[形動]しっかりと冷えているさま。「冷蔵庫で―に冷やしたビール」
[副]音や声がかん高くて、耳に鋭く響くさま。「―した子供の声」
すれちがい【擦れ違い】
1.触れ合うほど近くを反対方向に通りすぎること。「―に呼びとめられる」
2.時間や位置などがずれて、会えるはずが会えないこと。「共働きで―の夫婦」
3.論などで、論点がかみあわないこと。「会談は―に終始した」
現(うつつ)を抜かす ある事に夢中になり、心を奪われる。「競馬競輪に―す」
ほったらかす
かまわずにそのままにしておく。うっちゃっておく。ほっぽらかす。
「家業を―・して遊びほうける」「脱いだ服を―・す」
ほったらかし
ほったらかすこと。「約束を―にする」
ろくでなし【碌で無し】のらくらしていて役に立たない者。
●のらくらした|lazy 怠けて遊んでいる。「―者」「―して過ごしている」「うちの―亭主」
のろ‐け【惚気】
のろけること。「お―にあてられる」
のろける【惚気る】
自分の配偶者や恋人などとの仲を人前で得意になって話す。「手放しで―ける」
のろけばなし【惚気話】のろけてする話。のろけ。「―を聞かされる」
こてこて
度を越えて分量などの多いさま。濃厚なさま。thickly, heavily。
「彼女はマフィンにマーマレードをこてこてに塗った」
●marmalade (帶碎果皮的)橘子(或檸檬)果醬
手が届く
1.能力の範囲内にある。「高級車にはとても―かない」
2.細かいところまで配慮がなされる。行き届く。「かゆいところに―く」
3.もうすぐある年齢・時期に達する。「五〇歳に―く」
そのつど 【其の都度】 そのたびごとに。
「会えばそのつど小遣いをせびられる」「彼はよく遊びに来てそのつど長居をする」
●せびる [可能] せびれる 金銭や品物を無理にもらい受けようと頼む。ねだる
おひとよし【御人好し】 何事も善意にとらえる傾向があり、他人に利用されたりだまされたりしやすいこと、そういう人物。
「頼まれたら嫌と言えない―な性格」
めいっぱい【目一杯】
秤(はかり)の目盛りいっぱいであること。転じて、限度いっぱいであること。
「―まで詰め込む」「―な(の)サービス」「―がんばる」
どうどう【堂堂】
1.りっぱで威厳のある。「―とした態度」
2.なんの隠しだてもないさま。こそこそしない。「正面切って―と戦う」「白昼―」光天化日
わりに【割に】思ったよりも。比較的。わりあい。わりと。「値段が―安い」「―こまめな男だ」
●こまめ【小忠実】労を惜しまないでよく働く。まめまめしい。「―な人」「―に世話を焼く」
●まめまめしい 1.まじめで、よく努めている。「―く働く」 2.誠実である。実意がある。
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